ブローの役割と正しい手順について

 

前回は、髪のケアでもっとも基本的である「シャンプー🧴のやり方」について簡単にお話ししました!

今回は、「ブローの役割と正しいやり方」についてお話しします♪

 

《ブローのつの役割》

・スタイリングする

・キューティクル(毛髪の表面)を傷めない

・頭皮のトラブルの予防

 

《乾かさないで寝るのはヘアケアという観点からNG!

お風呂上がりに髪を乾かさないで湿ったまま寝ると……

 

・湿度が高く暖かい環境のため、頭皮に雑菌やダニが繁殖しやすい

 → フケ、かゆみの原因に

 → ひどい場合には……白癬菌(水虫等の原因)というカビが頭皮に繁殖することも😵

 

・濡れている髪(キューティクルが開いている状態)は摩擦に弱く傷みやすい

 → 髪の乾燥、パサつき、切れ毛の原因に

 

・寝グセがつきやすい

 → 朝、スタイリングをするのが大変!

 

 《ブローの手順》

 

① しっかりタオルドライをする

  タオルで髪を包んで、擦らず髪を押さえながら水分を取る

  ※ 濡れている髪は摩擦に弱く傷みやすいので、“擦らない” ことが大切!

 

温風で根元全体、中間、毛先の順に乾かす

  熱が集中的にあたらないよう、ドライヤーを15~20cmくらい離して乾かした方が良い

 

③(全体が乾いてきたら)根元から毛先に向かって風をあてる

  逆立っているキューティクルを馴染ませることで、髪にツヤがでる

 

④ ほとんど乾いたら冷風をあててキューティクルを閉じさせる

  冷やすことで形がしっかりつき、寝グセがつきにくくなります

 

《まとめ》

お風呂上がりに正しくブローすることで

 

・寝グセがつきにくくなり、スタイリングが楽になる

・雑菌の繁殖が抑えられ、頭皮トラブルの予防になる

・髪の毛が傷みにくくになり、髪のトラブルの予防になる

 

皆さまもぜひお試しください。


《補足:キューティクルって何?》

 

キューティクルとは、毛髪の表皮のことをいいます。毛髪は3層構造になっており、外側から順に

 

キューティクル→コルテックス→メデュラ

 

といいます。

 

キューティクルは、外部の刺激から髪の内部組織を守り、髪のツヤや水分、健康を保つための大切な役割を担っています。

 

髪が濡れているときは、キューティクルが開いている状態になっています。

 

この状態のときに、髪をゴシゴシとこすり合せ摩擦を与えるとキューティクルが剥がれ、傷んだ髪になってしまいます(水分や栄養を保つことができなくなり、パサついたツヤのない髪になります)

 

そして、一度キューティクルが剥がれた髪は修復することができません。その場合は、傷んだ髪をカットし健康な髪が伸びてくるのを待つことになります。

 

 髪を傷めないためには、

髪を洗うとき

・お風呂上がりにタオルで髪を乾かすとき

髪を “擦らない” よう行うことが大切です!


次回は「髪質改善とトリートメント」についてお話ししたいと思います♪

 

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